2009年9月8日火曜日

proxy.pacファイルの全体構成

Javascript言語で記述します。したがって、コメントを記述する方法は2種類あります。

// This is a comment.

/* This
is a
comment.*/


ファイルでは、決まった関数を定義します。関数名および引数の名前は以下の通りでなければなりません。

function FindProxyForURL(url, host)
{
// ここで条件判定とプロキシサーバの決定を行います
}


引数
  • url アクセスしようとしているURLが入ります。具体的には、プロトコルハンドラから、拡張子やCGIの末尾までの全体が入ります。
  • host アクセスしようとするホストの情報(FQDN, IP Address)が入ります。
条件判定が終了すると、アクセスを委任すべきプロキシサーバがどれなのかを指定しなければなりません。これを返却値として渡すことによって、目的を達成できます。

返却値の種類
  • DIRECT プロキシサーバを経由せずにブラウザが直接アクセスします
  • PROXY host:port プロキシサーバ(宛先ホスト:host, 宛先ポート番号:port)にアクセスを委任します

宛先ホストの値は名前解決できれば、IP Addressである必要もありません。